「それでもJTなら…JTならきっと何とかしてくれる…!」
と心のどこかで思っていましたが…そうか、アカンか…。
2月9日、日本たばこ産業(JT)の減配発表から数日が経ちました。
配当金は154円⇒130円へ、約15%減配
減配発表後は一時前日比10.1%安の1,934円まで下落する場面もあり、2月12日終値では1,981円となっています。
今後も減配傾向が続きそう
減配のニュースを聞いたとき、「そりゃそうだよなー」という気持ちが8割、「信じてたのに…」という気持ちが2割くらいでした。
今後は『資本市場における競争⼒ある⽔準として、配当性向75%を⽬安とする』とのこと。
ただ、ちょっと意味が分からないのが2021年のEPSを135円としているのに配当金が130円じゃ配当性向96%になりませんか?
EPS135円で配当性向が75%なのであれば、配当金は101円になりません??
僕の見方が間違っているのかな。よく分かりません。
なんにせよ、配当性向75%を目安としていくのであれば、利益が右肩下がりの昨今の状況を鑑みると今後も減配傾向は続いていくだろうと思われます。
高配当投資家にとってJTの購入は『儀式』みたいなとこある
いや別にそんなことないですけど。
ないですけど、僕は勝手にそう思ってるとこありました。
「これから高配当投資家としてやっていきたいと思います!よろしくオナァシャス!!」
てな感じでとりあえず買っとく、みたいな。
(コレ多分やべぇやつだって…)
と、なんとなく感じてはいるんだけれど、これを買わなきゃ始まらないと思わせる不思議な魅力がJTにはあると感じています。
特別高配当投資家でなくても、ポートフォリオにJTを入れている方は多いのではないでしょうか?
セクター分散させなきゃ~なんて言い訳しながら、JTの魅力に惹かれて買っている方も多いんじゃないかと思っています。
JTの魅力…タバコは確かに健康に悪いし、SDGsの流れにも反する日陰者…しかし圧倒的なパワー(高配当)を誇り、実は政府と蜜月の関係(全株式のうち3分の1を財務省が保有)である…
JTのダークヒーロー感すごくない?
この設定カッコよすぎない??
リスク(減配)をとって得られる闇の力、ってカッコよくないですか??
ブログやTwitterを見てると「JTの株価が下がるたびにナンピンし続けてるから含み損がエライことになっとるわ!がっはっは!!」みたいに言ってる方を見かけるのですが、正直かっけぇ…となります。
闇の力に魅せられたキャラみたいで
JTの今後の事業展開に期待しながらホールドです!
JTグループ創⽴以来の最重要転換期
と経営計画資料の中でも書かれていましたが、たばこ事業の大きな成長が期待できない中で、今後どのような事業運営体制になっていくのか非常に興味深いです。
JTは過去に手を出した多角化戦略のほとんどに失敗していますからね…現在の医療事業や加工食品事業も厳しそうです。
とはいえ、例えばソニーだって過去と現在ではその売上構成比率は全く異なったものとなっています。
SONY 個人投資家向け 会社説明会資料より
将来、もしかしたらJTもたばこ以外の事業が売上の大部分を占めているかもしれませんよ。
なんだかんだお金持ち企業ですからね。
そして今以上に業績を拡大していることを願いながら、僕はJT株をギュッと握りしめて応援していこうと思います。
まぁ、僕は36年間で一度もタバコ吸ったことないんですけどね。
ついでに言うと僕、JT100株しか持ってないんだ…
偉そうなこと言っておいて、ごめんね。