先日、久々に有給休暇を取りました。
ここ最近少し仕事がバタバタしていたので「よーし、今日はキラキラな有給楽しんじゃうゾ☆」と意気込んでその日を迎えたのでした。
好きな映画を観て、好きなものを食べて…。
とにかく自分がしたいことを存分にしようと…「頑張った自分へのご褒美だよネ☆」と張り切っていました。
これが30代男子のキラキラな有給の過ごし方だ!
- 8:30
新宿のTOHOシネマズで朝から映画を観る。あまり面白くなかった。 - 10:30
ドトールでコーヒーを飲みながら観てきた映画のレビューを眺める。思いのほか高評価で(俺の感性がおかしいのか?)と不安になる。 - 11:30
新宿で好きなカレー屋さん『curry 草枕』でカレーを食べる。相変わらずホールスタッフの人数が多いなぁと思う。 - 12:00
新宿御苑を散歩して2時間ほど日向ぼっこする。
- 14:00
暇すぎて帰る。
……以上だ!!
存分にやりたい事をして過ごそうと思っていたはずなのに…
好きなものが映画とカレーしか思いつかなかったのです。
ヒマな時間=ムダな時間??
これはセミリタイアを目指す者として由々しき事態かもしれませんよ。
セミリタイアやアーリーリタイアを目指すにあたって「リタイア後にできた時間を使って何がしたいのか」を考えておくことが大切だとよく言われています。
「仕事がしたくないからリタイアする」といったような漫然とした理由では膨大な時間を持て余し、リタイア失敗してしまうケースも多いと。
「僕に限ってそれはない笑 どんな膨大な時間だって飼いならすさ! 精神と時の部屋だって余裕だね笑」
といった具合の謎の自信を持っていた僕ですが、意外と「ヒマ耐性」がないことが最近分かってきました。
公園でぼーっと過ごした約2時間、ヒマで仕方がなく正直苦痛でした。
むしろ「この生産性のない時間なんなの??」「無駄な時間過ごしてるなー」と自分にイラついてしまう始末。
かといって他に興味関心があることや、これといった趣味もない…。
これ、もしかしてセミリタイアには全く向いていない性格なんじゃありませんか?
おまけに感受性も低い
セミリタイアやアーリーリタイアをされた方々のブログを拝見していると、よく公園などを散歩されている印象を受けます。
「自然の小さな移り変わりを観察するのが幸せを感じる時間です」
みたいなことを書かれている人が多くいらっしゃって。
そんなん素敵やん…
…と思っていました。
そこで今回は見よう見まねで新宿御苑を散策してみたのですが、
「カラスめっちゃ多くて怖っ!!」
くらいの感想しか出てきませんでした…。
なんですかそれ。僕は自分が情けないですよ。
もっとリタイアの先輩方のように高感度な感想を紡ぎ出したいんですけどどうしたらいいですか??
労働から解放されれば変われるでしょうか
僕が「ゆとりのある(ヒマな)時間」を受け入れがたく、日々の季節の移ろいに目を向けられないのも、今はまだ訓練された社畜の魂に囚われているからでしょうか。
労働から解放されればその呪いも解けて、生活の余白や小さな幸せを感じられる余裕が出てくるものでしょうか…。
新しいことにチャレンジする余裕や気力も生まれて、新たな趣味や楽しみを見つけることもできるでしょうか。
それとも本当にただのつまらない人間ってだけでしょうか…。
「僕だってセミリタイアを実現出来たら、きっともっと感度が高い人間になれるはず!」
そんな希望を胸に頑張っていきたいと思います。
ところで「感度が高い」ってどういうことっすか