僕の妻は投資や親からの贈与に頼らずほぼ現金だけで3,000万円以上貯金しているキャッシュモンスターです。
あまりお金に頓着がなく「なんか勝手に貯まった」と言い放つなろう系。
そんな妻も最近は金(ゴールド)投資に興味を持ったようで、SBI証券のETF定期買付サービスを利用して毎月5万円分くらい金を買うようになりました。
それでも相変わらず資金の大部分は現金なのですが、その現金の預け先である『共済貯金』というものを僕は最近初めて知りました。
妻が使っている口座は給与受け取り用のみずほ銀行口座だけと思っていたのですが、どうやらこの「共済貯金」用の口座でお金を保管しているようです。
『共済貯金』の力!
先日僕が「ちょっと貯金口座を整理しようかなぁ」と何気なく口にしたところ、珍しく妻が「私も口座変えた方がいいのかな」と興味を示してくれました。
妻が資金管理に興味を持ってくれたことが嬉しくて、僕はつい
「楽天銀行がさぁ!マネーブリッジで金利0.1%でさぁ!」
「auじぶん銀行とau PAYとau PAY カードとauカブコム証券がさぁ!連携すれば金利0.2%でさぁ!」
「あおぞら銀行BANKがさぁ!0.2%でさぁ!メリットとデメリットはさぁ!」
と烈火の如くオタク特有の早口でまくし立ててしまいました。
すると妻が「一応、埼玉りそな銀行の定期預金?みたいのはずっとしてるんだよね」と言ってきたのですが僕は鼻で笑って「んふっ!ほーん?で?利率なんぼなん??」みたいな上から目線の態度を取ってしまいました。
が…
妻「金利?……1.6%」
1.6%…だと…?
…ウッ、、、ゥワッ、、ウアアァァァァ、、、、!!(ガタンッ)(ジョロロロ…)
今のご時世そんな利率の預金口座聞いたことがない!
耳を疑いましたが、調べてみると妻のような地方公務員等が加入できる「共済貯金」という掛金積み立て制度のようです。
共済組合が国債や地方債を中心に運用し、利益はしっかり還元する「福祉事業」ということのようですね。
銀行と違いペイオフがないといったデメリットはありますが、運用元が破綻するリスクは少ないでしょう。
市役所に入った際に先輩に勧められるがままに口座を作り、使わない現金は全てこの共済貯金にぶち込んでいたと…。
知らなかった…こんな制度があったなんて????
自分が恥ずかしい!!
預金口座の利率が1.6%…次元が…次元が違いすぎる!!
僕はそんな相手を目の前にして「金利0.1%がさぁ!」「0.2%がさぁ!」なんて得意気に講釈垂れていたっていうのか…!?
これでは道化だよ!
更に妻に話を聞くと「以前は2%だった利率が最近下がってきてるみたい。預金上限も3,000万円から2,500万円に下がった。だから変えた方がいいのかと思って」とか言ってる。
こっちは!0.1%の金利差でしのぎを削ってんだ!!
アンタ達からしたらたった0.1%かもしれないが!こっちはその0.1%のためにややこしい設定したり銀行と証券口座を連携させたりクレカ発行したり色々やってんだ!!
1.6%?十分じゃないか!
僕が投資しているBND(米国総合債権ETF)の現在の利回りを見てくれ!為替やその他諸々のリスクを引き受けてやっと1.8%程度さ!対してその共済貯金とやらはほぼノーリスクで1.6%!!これ以上何を望む!?
これも公務員の力ってことかよ!!
キャッシュモンスター
妻「共済貯金の口座は2,500万円しか預けられないからとりあえず限度額まで入れてる」
とサラッと言ってのける。
金利1.6%で2,500万円ぶち込んであれば利息だけでも年30万円以上…!
これをほぼノーリスクで繰り出してくる。
銀行の利息で年30万とか聞いたことないぞバブル時代かな?
楽天銀行の金利0.1%で実現しようとしたら4憶円の預金が必要になる金額…。
小賢しい財テクなんて必要ない。現金だけで攻守を極める。
これがキャッシュモンスター。
もう僕が言えることは何もない。
とりあえず…共済貯金に入りきらない分はSBIネット銀行でいいんじゃない…便利だし…SBI証券で金ETF買ってるんだし…また円高になったらドルでも買っておけば…とやる気のない返事になってしまいました…羨ましさのあまり