皆さんは毎月どの程度の金額を投資に回しているのでしょうか??
最近では、投資に回せる資金力のことを『入金力』と表現するようですね。
カッケェじゃん…。
支出を極力減らしとにかく『入金力』を高める。
それが自由、早期リタイアへの道であると。
僕は2008年、新卒1年目最初のボーナスをもらったときから積立投資を始めました。
現在36歳、資産額は3,700万円ほどになりました。
けっこう貯めている方だと思うのですが、じゃあ積立1年目から『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い資金』を投資にぶち込んでいたかというと、別にそんなことはありません。
今日は積立投資歴13年の、僕の積立金額の変化についてご紹介します。
投資額の推移
2008年~2019年前半
この期間、僕が投資に回していた資金は月3万円です。
積立投資を始めて10年超の間、月3万円しか投資していませんでした。
積立NISAで毎月投資できる金額とほぼ同額程度ですから、特別多くはないと思います。
投資よりも貯金の割合の方が大きかったので、この10年間で現金比率がどんどん上がっていきます。
2019年後半~現在
現在の僕の積立額は月45万円です。
投資額が突然15倍に跳ね上がりました。
2019年後半から本格的に『早く会社辞めてぇ~…』という思いが強くなり、僕の代わりにお金を働かせようとう意識が強くなります。
ちなみに、月45万円という金額は、僕の毎月の手取り額を遥かに凌駕しています。
というのも、これまでの10年間で増えすぎた現金比率を減らすため、貯金から投資へ資金の移動をしている真っ最中というわけです。
このペースならあと2~3年で僕が目指している現金比率に到達する予定です。
少額投資期間で養われたもの
結果だけ見れば月3万円しか投資していなかった10年間は勿体なかったように思えます。
最初からもっと投資に回していればもっと資産を拡大できていたのは間違いありません。
ですが個人的には少額投資を10年間も続けた意味はあったと思います。
じっくり時間をかけて相場の値動きに慣れることができた。
コレが一番の財産となりました。
僕は投資を始めてすぐにリーマンショックに見舞われたのですが、幸いまだ積立額が少なかったので正気を保つことができていました。
もしいきなり『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い資金』を投入していたとしたら…すぐさま投資から足を洗い、もう二度と市場に戻ってくることはなかったかもしれません。
その後もギリシャ危機やらバーナンキ・ショック、チャイナ・ショック、クリスマスショックなんてものもあり、株価が急落する場面を10年かけて何度も経験し、その度に力強く回復してきた実績を身をもって知ることができました。
その経験があったからこそ、投資額を月45万円に増額した途端に今度はコロナショックに見舞われるという場面でも回復を信じ、むしろ買い向かっていく精神が養われたのだと思います。
最初の5年、10年は少額投資で相場になれることが肝心!
特にこれから投資を始める若い人や始めたばかりの人にはぜひ伝えたいんですが、
少額投資は意味がない、なんてことは絶対にない!!
「積立NISAでチマチマ積み立ててるけど全然増えねーし意味ねー」と思っている若人も多いと聞きますが、まぁ確かに最初はそうだよね。
『入金力こそパワー!』これも一理ある。
だけど積立投資において最初の5年10年なんかは、資産の拡大よりも「値動きに慣れるための期間」と割り切った方がいいと思います。
10年もあれば暴落の1度や2度経験するだろうし、その時に自分がどんな反応をするのか、冷静に客観視するためのチュートリアル期間と思うくらいでちょうどいい。
自分のリスク許容度って意外と低いんだなぁ、とか絶対に何か発見があるはず。
チュートリアル期間のうちに少額投資で余裕のある投資をしつつじっくりと自分を見極めて、値動きの感覚を肌で感じて、全力投資に向かうのはそれからでも全然遅くないと思います。
大丈夫、積立投資なんて20年30年かけて続けていくものですから、最初の5年10年くらい練習に使ったってどうってことないですよ!
若い人は特に最初の10年は投資にお金を使うよりも、年収を上げて将来的に入金力を高められるように自分に投資をする方がいいのかもね。資格を取る、とかさ。
僕はなんもしてないけど。アロマテラピー検定1級と掃除能力検定5級は持ってる。