「初めて」ってのは何でも思い出に残るものですよね。
皆さんは初めて買った株や投資信託の銘柄を覚えていますか?
初めての投資、損をするんじゃないかとドキドキしながら買ったのではないでしょうか。
僕が初めて投資信託を購入したのは社会人1年目の冬でしたから、もう15年ほど前になります。
実は先日、そんな15年間連れ添った投資信託をついに解約しました。
初めての相手『三菱UFJ国際-トピックスオープン』
積立投資人生の始まり
僕が初めて購入した投資信託は『三菱UFJ国際-トピックスオープン』というファンドでした。
その名の通り、TOPIXに連動するインデックスファンドです。
当時は今みたいに米国株ブームでもなかったですし、やはり最初は日本株が安心だったんでしょうね。
信託報酬は0.682%。
今からするとバカ高く感じますが、当時は1%を切っていれば安い方だった記憶があります。
毎月3万だったか…もはや記憶が曖昧ですが、この投資信託から僕の積立投資が始まりました。
いきなりリーマンショック…でも離さない
積み立てを始めて半年が過ぎた頃、リーマンショックが起こります。
まだ社会人2年目、決して多くない給料から工面して積み立てた資金が半分になり、積み立てれば積み立てるほどお金が減っていく相場が2年近く続きました。
この期間は辛かった……。
いつかは上がると信じている…言葉で言うのは簡単ですが、2年もの間その信念を貫き通すのは簡単ではありません。
しかもその間も、下がると分かっている相場にお金を投入しつづけるのですから。ドMの所業です。
最近Twitterを眺めていると、コロナ後に投資を始めたような方々の間でレバレッジをかけた商品が流行っているようですね。
僕が経験したリーマンショックの辛さを思うと、老婆心ながら彼らのことを心配してしまいます。
保有を続けて15年、資金は倍になりました
リーマンの暴落後もコツコツと積み立てを続け、いつの間にかもう15年。
より良い投資信託がたくさん出てきたことで、数年前からトピックスオープンへの積立はストップしていましたが、1口も売らずにずっと保有していました。
投資した元本約140万円に対して、現在の評価額は290万円。
約2倍になっていました。
トピックスオープンにさよならバイバイ
ポケモンの物語序盤、マサラタウン近くの茂みで捕まえたポッポを、つい昔のよしみで最後までスタメンで使っちゃう、みたいなのあるじゃないですか?
僕にとってトピックスオープンはまさにマサラタウンのポッポでした。
今やもっとコストが低くてリターンも大きい商品もありますが、なんとなく、昔のよしみで最後まで保有しつづけちゃうんだろうなぁ~ってぼんやりと考えていたんです。
初めてを捧げた投資信託ですしね。
ですがここにきて、岸田政権のアレコレを見て、いよいよ考えが変わってきました。
日本株、これはもうダメかもわからんね
それでなくとも僕は高配当や優待目当てに370万円ほど日本の個別株を保有しています。
信託報酬の高い日本株の投資信託なんて持ってる場合じゃねぇ!!
15年近く連れ添った投資信託に別れを告げる時が来ました。
資産運用を始めるきっかけとなってくれて、リーマンショックを共に乗り越え、ツライ相場でも愚直に積み立て続ければいつか報われることを教えてくれたトピックスオープン。
今までありがとう。さよならバイバイ…
解約してできた資金について
さて、税金で30万円ほど取られて約260万円ほど現金が増えてしまいました。
全世界株に一括投資、でもいいのですが、今年はなかなか値動きが激しい相場になりそうです。
ここは焦らず、1年ほどかけて徐々にこのキャッシュを市場に戻していこうかなと考えています。
トピックスオープンが教えてくれたことを忘れずに、今後も積立人生を全うする所存であります。
投資信託を乗り換えるタイミングって難しいよね。下手にいじくり回さないのが正解とは言うけれど、さすがに信託報酬がこうも違うとちょっと考えちゃうよね